まずは20分ほどのミニセミナーで、子どもたちのネット利用の現状とフィルタリングの説明などを。
次に「おやこであそぼうサイコロゲーム」で、ゲーム機やスマホとの付き合い方を考えます。
とにかくこれが小学生には大人気!
各チームから笑い声や拍手が起きながら、要所要所ではきちんとルールについて考えます。
さらに親子で「ゲームをしてはいけない場面」を○×クイズで考えます。
親子で○や×が一致すれば、それはそのままルールとなりますし、そもそも意見が一致してればルール化する必要のない項目ともいえます。
問題なのは、親子の意見が分かれたとき。
「雨のときは?」
「旅行のときは?」
このあたりが、考え方にずれの起きやすい項目なのですが、ここが話し合いのポイントになります。
それぞれの意見をきちんと出し合い、どちらかに同意するのか、折衷案にするのかをしっかり話し合いました。
そして最後には○×クイズを踏まえて、子どもたち自身が考え、自分で決めたルールをシートに書き込んで、今日のおみやげ(成果)となりました。
お母さんが作ったルールは、「お母さんのルール」であって「自分のルール」じゃない。自分で考え、自分で宣言したルールは、守らなくちゃいけないのですよね。
今回集まって下さった親子は、小学校1年生から6年生までと年齢幅が広くなりましたが、低学年親子にはサイコロゲームで楽しんでいただき、高学年親子には、ぶつかりあいながらもルールを考える機会を提供することができました。
参加者数は決して多くはありませんでしたが、価値ある時間だったと思いますし、(自画自賛ではありますが)90分を3部構成にした今回のプログラムはなかなか良かったと思います。
尚、こちらの事業は静岡市青少年育成課と葵生涯学習センターとの共催事業でした。
子どもの安全なネット利用について、様々な立場の方が関わって下さるのは、本当にありがたいです。